
大人自身足もとを見つめ直そう
池谷 明美 40(横浜市)
二〇〇一年版青少年白書によると、最近の少年の刑法犯は減少している半面、非行歴のない子供による「いきなり型」の事件が起きているとしている。
そのなかで、特に大人に対して「社会のルールやマナーを平気で無視し、極端な拝金主義の風潮も少なくない」と分析し、「子供のしつけ以前に子供に恥じない態度を取っているか一人ひとりが省みる必要がある」と指摘している。
なにしろ、たばこを平気でポイ捨てする大人や禁止になっている電車内で携帯電話を大声でかけている大人など、範を示さなくてはならない大人たちの規範意識の欠如が子供たちの成長に影響を与えていることは言うまでもあるまい。
白書の指摘しているところは、要は子供を良くするのも悪くするのも、大人たちだということである。いずれにしても、大人自身がもう一度足もとを見つめ直し、子供たちの範になることが求められている。
(主婦)
成果を発信し合って、前進を図る
大平 昭 71(仙台市)
クラスの子どもの数を三十人程度にする。あるいは、二人の先生が一緒に教える−−。この春から小中学校で、そんな小人数授業ができるようになった。東北では主に秋田、山形、福島の三県で、新たな取り組みが始まった。
間もなく一学期が終わる。職員室では、戸惑いも含めて、いろいろな感想が語り合われてきたことだろう。もちろん、目に見えた成果がすぐに確かめられる性質の事柄ではないが、子どもたちの様子はどうだろうか。
家庭でもいろいろと考えをめぐらせてみたい。昭和四十年代生まれの親の世代が、子育てを問われていることにもなるからだ。
文部科学省は向こう五年間に二万三千人の教員増員を計画。小学校の国語・算数・理科と中学校の英語・数学・理科で、二十人程度の授業を目指してはいる。
これ以上の前進を図るには、地方が自前の負担をしなければならない。国の方針のままでいいのか。自分たちの地域独自で、もっと推進できないか。
そんな判断をしていく材料としても、できるだけ多くの実践報告に接したい。
(団体役員)
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